インストールと設定


インストールと設定

わたしが使っている PC のパワーがあがって、別マシンで UT 用の WLS を動かす必要が なくなったのでこのページは更新されません。(2005/02/20)

遊びで FreeBSD-4-stable に WebLogic Server 8.1sp3 をインストールしてみました。 Eclipse 3.0 にしたり Symantec AntiVirus が ver 9 になったせいで開発用 PC が重くなっ てきており、Tomcat を起動するとかなり重くて苦痛になってきました。

開発サポート用 FreeBSD に UT 環境用として Tomcat を追い出してみたのですが遊びで WebLogic をインストールしてみたらそれなりに動いたので UT 環境として活用 しています。ただ、Linux JDK が使えなかったので以下の問題があります。

  1. Performance Pack が使えないのでスケーラビリティが低い
  2. Linux Native Node Manager は未評価
  3. Workshop は未評価

UT 環境用ですのでどれも問題にならないとおもいます。

ダウンロード

日本BEAからダウンロードします。開発用途としてなら特にライセンス契約を 結ばなくても1年間使用できます。

http://www.beasys.com/ から「ダウンロード->WebLogic Server 8.1J & SP」 で以下をダウンロードします。

BEA WebLogic Server 8.1 SP3 for RedHatLinux AS2.1,AS3.0(32bit) 

インストール

1. Linux emulator のインストール

WebLogic インストーラは Linux バイナリになっているので Linux emulator をインストールします。 /usr/ports/emulators/linux_base (RedHat Linux 7.1 base) をインストールします。

RedHat Linux AS2.1 は RedHat Linux 7.2 に近いので個人的に RedHat Linux 7.2 ベースの ports を作成してインストールしていますが 7.1 ベースでも展開できる ことは確認済みです

2. Native JDK14 のインストール

Linux JDK を使用するとインストーラの実行途中にハングアップしてしまいますので Native JDK を使用します。FreeBSD 5 にすればば問題ないかとおもっていましたが、やはり ハングするようです(2004/11/04 確認)

3. WebLogic のインストール

server813_ja_linux32.bin を実行します。

# chmod 755 server813_ja_linux32.bin
# ./server813_ja_linux32.bin -mode=console
Extracting 0%....................................................................................................100%

展開が終わったところでハングアップします。/tmp に ls するとインストーラが一時 ディレクトリに展開されていますのが分かります。これを使用してインストールするわけ ですがハングアップしたプロセスを停止したところで一時ファイルは消えてしまいますの で退避してから終了させます。

# cd /tmp
# mkdir server813
# cd filecIhMO5 (それっぽいディレクトリを探します)
# cp -Rp * ../server813
# kill -9 <java のpid> (-9 でないと止まりません)

Linux JDK なので ps を見るとそれぞれのスレッドが個別の PID を持って見えます。TIME をみて一番大きなプロセスのみを kill すると他の PID も消えます。

# ps ax
69094  p1  R+     0:01.40 /tmp/server813/jre141_03/bin/java -Djava.io.tmpdir=/t <- この PID のみを kill します
69095  p1  S+     0:00.00 /tmp/server813/jre141_03/bin/java -Djava.io.tmpdir=/t
69096  p1  S+     0:00.06 /tmp/server813/jre141_03/bin/java -Djava.io.tmpdir=/t
69097  p1  S+     0:00.00 /tmp/server813/jre141_03/bin/java -Djava.io.tmpdir=/t
69098  p1  S+     0:00.00 /tmp/server813/jre141_03/bin/java -Djava.io.tmpdir=/t
69099  p1  S+     0:00.01 /tmp/server813/jre141_03/bin/java -Djava.io.tmpdir=/t
69100  p1  S+     0:00.00 /tmp/server813/jre141_03/bin/java -Djava.io.tmpdir=/t
69101  p1  S+     0:00.00 /tmp/server813/jre141_03/bin/java -Djava.io.tmpdir=/t
69102  p1  S+     0:00.33 /tmp/server813/jre141_03/bin/java -Djava.io.tmpdir=/t
# kill -9 69094

FreeBSD の JDK14 を使ってインストーラを起動します。

# export LANG=C <- これは ja_JP.EUC のままでもいいかもしれませんがわたしは C にしています
# export JAVA_HOME=/usr/local/jdk1.4.2
# export JREHOME=$JAVA_HOME/jre
# export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
# /usr/local/jdk1.4.2/bin/java -Djava.io.tmpdir=/tmp -mx256m -cp .:bids.jar:3rdparty.jar:comdev.jar:wizard.jar:wls8130_1238_COMP_linux32.jar:wlw8130_1238_COMP_linux32.jar com.bea.plateng.wizard.WizardController -mode=console -log=/tmp/wls_install.log

BEA Home/usr/local/bea
Install TypeCustom Installation
Choose Components to installWorkshopやServer examples を外し、Server コンポーネントのみをインストールします
Choose Product Directory/usr/local/bea/weblogic81

<------------------ BEA Installer - WebLogic Server 8.1 SP3 ------------------>

Installing files..

0%          25%          50%          75%          100%
[------------|------------|------------|------------]
[***************************************************]

展開が終了したところでインストーラがハングアップしますがファイルは展開されているようでした ので設定してみたら使えました。

ドメインの作成

コンソールモードでドメインを作成します

# export LANG=C
# export JAVA_HOME=/usr/local/jdk1.4.2
# export JREHOME=$JAVA_HOME/jre
# export PATH=$PATH:$JAVA_HOME/bin
# cd /usr/local/bea/weblogic81/common/bin
# sh config.sh

Create or Extend a ConfigurationCreate a new WebLogic configuration
Select a Domain TemplateBasic WebLogic Server Domain 8.1.3.0
Choose Configuration OptionNo (Custom)

Configure the Administration Server

Name[コンピュータ名]
Listen addressAll Local Addresses (FreeBSD にブラウザをインストールしていないため)
Listen port7001
SSL enabledoff

Do you want to configure JDBC (Java Database Connectivity)?No
Do you want to configure JMS (Java Messaging Service)?No
Do you want to configure Advanced Security?No

Configure Administrative Username and Password

User nameweblogic (変えてもいい)
User password任意
Confirm user password任意
DescriptionThe default administration user

Java SDK SelectionOther Java SDK
JVM Directory/usr/local/jdk1.4.2
Target Location/usr/local/bea/user_projects/domains

Edit Domain Information

Name任意 (たとえば wlsut)

CLASSPATH の設定

SQL Server の JDBC ドライバを /usr/local/share/java/SQLServer2000 において、/usr/local/bea/user_projects/domains/ドメイン名 にある startWebLogic.sh の CLASSPATH に追加します。 またPointBaseをクラスパスから削除します。

PRE_CLASSPATH=/usr/local/share/java/SQLServer2000/lib/msbase.jar:/usr/local/share/java/SQLServer2000/lib/msutil.jar:/usr/local/share/java/SQLServer2000/lib/mssqlserver.jar
export PRE_CLASSPATH
CLASSPATH="${PRE_CLASSPATH}:${WEBLOGIC_CLASSPATH}:${JAVA_HOME}/jre/lib/rt.jar:${WL_HOME}/server/lib/webservices.jar:${CLASSPATH}"

WLSの起動

startWebLogic.sh を使用して WLS を起動します。

# export LANG=C
# cd /usr/local/bea/user_projects/domains/<domain name>
# sh startWebLogic.sh
(省略)
<Sep 10, 2004 6:07:40 AM GMT-09:00> <Notice> <WebLogicServer> <BEA-000355> <Thread "ListenThread.Default" listening on port 7001, ip address *.*> 

listening on port nnn が表示されたら起動しています。

JDBC の設定

PCのブラウザから http://<server>:7001/console/ にアクセスすると管理コンソール が表示されます。LANG=C で起動しても管理コンソールは日本語で表示されるので心配 ありません。

WebLogic Server でのサードパーティ ドライバの使い方 を参照して設定します。

「サービス->接続プール」で「新しい JDBC Connection Pool のコンフィグレーション 」をクリック

データベースタイプMS SQL Server
データベースドライバMicrosoft's MS SQL Server Driver (Type 4) Version:2000

JDBC接続プールのコンフィグレーション

名前MSSQLCP (任意)
データベース名database (作成したデータベースに合わせる)
ホスト名localhost
ポート1433
データベースユーザ名user (SQL Server のユーザ名に合わせる)
パスワード(SQL Server のパスワード)
パスワードの確認(SQL Server のパスワード)

接続確認をおこなってから「作成」を押します。作成した接続をクリック して詳細を設定します。

一般タブ省略
接続タブ初期容量3
最大容量3
増加容量1
StatementキャッシュタイプLRU
Statementキャッシュサイズ300

「適用」ボタンを押します

パフォーマンスのぶれを最小限にするために特に理由がなければ初期容量と 最大容量は同じにします。

「サービス->データソース」で「新しい JDBC Data Source のコンフィグレーション」をクリック

名前MSSQLDS (任意)
JNDI名MSSQLDS (任意)
グローバル トランザクションを受け付けるチェックを外す

「続行」を押します

プール名MSSQLCP(作成したプールに合わせる)

「続行」を押します

データソースの対象設定対象サーバにチェックが入っていることを確認

「作成」を押します

サーバは1台で分散トランザクションは使用しないのでグローバルトランザクション を受け付けないようにしています。

コンソール

daemon 起動にしていないのならコンソールは常に存在していなければなりませんが screen を導入すると detach によって物理端末として端末エミュレータを起動しっぱなしに しなくてすむので便利です。

# cd /usr/ports
# portinstall -pr misc/screen

screen の hotkey がデフォルトでは ^A に割り当てられていますが、^A は先頭行へ 移動するために使用するので ^Z に変更しています。 bind の^n は'^' 'n' という2つの文字ではなく、1文字のコントロールコードなので vi からは ^V ^n と入力しないと入力できません。表示上は ^n となるはずです。

.screenrc

startup_message off
autodetach on
vbell off
crlf off
defscrollback 9999
msgwait 5
msgminwait 3
escape ^Z^Z # C-z C-z : send ^Z to process
bind '^K'
bind '^\'
bind '^G'
bind '?' help # C-z ?: help
bind 'K' kill # kill current screen
bind '}' history
bind '^A' other # C-z C-a, C-z a: other window
bind 'a' other
bind 'Z' suspend # C-z z, C-z Z: suspend screen
bind 'z' suspend
bind 'G' vbell # vbell toggle
bind 'R' reset # reset screen
bind 'P' screen 9 ppp
term xterm


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